コラム

いまさら人に聞けない!周年事業の基礎知識。<周年事業の3つの効果と5つの意義>

投稿日:2019年5月13日 更新日:

前回のコラムでも触れましたが、「企業のさらなる成長を促すために、変化や変革を起こす絶好の機会として活用しよう」という企業が増えています。

なぜ「周年が変化や変革を起こす絶好の機会」なのでしょうか?

理由は次の3つです。

1)社員や取引先などのステークホルダーの理解や納得を得やすくなる。

2)社内外の注目度が高く、プロモーションがしやすい。

3)計画や推進の過程で、社内の意識や結束力が強まりやすい。

このような効果が期待できるから、周年を企業変革の好機とする企業が増えているのです。

しかし大事なことは「変革の好機だから」という理由だけではありません。経営側の一方的な都合だけで周年事業を推進したところで、企業の自己満足で終わるだけです。経営側の一方的な自己満足で終わらせずに、全てのステークホルダーを上手に巻き込んで、その意義や目的を共有できるかどうかが重要です。

周年事業の意義や目的は、次の5つのキーワードが挙げられます。

1)感謝

2)決意

3)信頼

4)絆

5)変革

です。

図にするとこのようになります。

これら5つのキーワードを全ての関係者と共有し、関係者全員がこれらを「自分ゴト化」できるかどうか、それが周年事業成功のポイントなのです。

-コラム
-, , , , , , , , , , , , , , , , , , , ,

関連記事

周年事業でも注目される動画マーケティングの有効性。

近年、マーケティングの世界では動画コンテンツの有効性が叫ばれています。動画マーケティングとは、映像コンテンツを活用して集客や宣伝、販売促進などに結びつける戦略です。 マーケティング戦略における動画コン …

いまさら人に聞けない!周年事業の基礎知識。<周年事業の進め方・周年後編>

周年事業を一過性の「行事」ではなく、持続可能な経営戦略上の「事業」として成立させるためには、周年当年が終わった後の取り組みも忘れてはなりません。 そのために重要なキーワードは「検証」と「継続」です。 …

楽しみながら自分ゴト化意識を高める<社員を巻き込む周年事業の企画アイデア10選

周年事業には様々はプログラムが考えられますが、会社が一方的に企画・実施するだけでは社員たちが周年事業を「自分ゴト化」することがなかなかできず、周年事業本来の目的で有る「社内の意思統一」という目的を達成 …

いまさら人に聞けない!周年事業の基礎知識。<周年事業の進め方・計画〜推進編>

周年事業の組織づくりや基本方針、予算措置などの準備を終えたら、次は計画・推進へと進みます。これは大きな節目の場合、周年の1年前くらいから始めます。 計画段階で重要なポイントは「コンセプト策定」です。「 …

自社周年事業の企画書の作り方は?<第一次企画書版の事例>

周年事業のご担当者になられた皆様が、まずはじめにやらなければならない作業が、一次企画書の作成だと思います。 一次企画書は、周年事業計画推進の中核となる部門(経営企画室や総務や広報部門など自社の全業務に …