コラム

いまさら人に聞けない!周年事業の基礎知識。<周年事業の進め方・計画〜推進編>

投稿日:2019年5月17日 更新日:

周年事業の組織づくりや基本方針、予算措置などの準備を終えたら、次は計画・推進へと進みます。これは大きな節目の場合、周年の1年前くらいから始めます。

計画段階で重要なポイントは「コンセプト策定」です。「どのようなテーマで周年事業全体の企画を統一するか」という考え方をきちんとワード化する作業で、事業全体の「軸」に当たる部分でもあります。

このコンセプトが曖昧であったり、あるいは全ての企画にきちんと反映されていないと、周年事業全体がブレてしまい、周年という大事な機会を無益なものに終わらせてしまう事にもなりかねません。ここはしっかりと「コンセプト」を練り、そのコンセプトにしたがって企画を具体化していくようにしましょう。

(2)周年1年前:計画〜推進フェーズ

【コンセプト策定 】

<コンセプト策定にあたって>

●自社の姿を過去・現在・未来の各視点から見つめ直す。

●今回の周年で、誰に、何を伝え、何をゴールにするかを明確にする。

●コンセプトを、端的でわかりやすいフレーズに落とし込んで関係者全員で共有し、理解・認識レベルを統一させる。


【企画の具体化 】

<スケールに合わせてメニューを決定>

◆インターナル向けメニュー(例) 
・ロゴ&マーク・スローガン・社歌・テーマソング制作・記念品など
◆ステークホルダー向けメニュー(例) 
・ロゴ&マーク・スローガン・社歌・テーマソング制作・式典・パーティー・記念品・社史・記念冊子・記念 Web サイトなど
◆ソーシャル向けメニュー(例) 
・ロゴ&マーク・スローガン・社歌・テーマソング制作・式典・パーティー・記念品・社史・記念冊子・記念 Web サイト・動画コンテンツ・イメージキャラクター・PR・プロモーション・キャンペーンなど

●企画を実行員会のメンバーの手で考えたり、あるいは全社員から企画を募ったりするなど、皆が「自分ゴト化」できるような仕組みを作るとベター。

●全てのメニューは、コンセプトからブレないように企画をコントロール。

●周年記念日を中心に、どの時期から各施策を開始するか、スケジュールを具現化させることが大事。


【予算決定 】

●周年事業企画会社との具体的な商談

●社内リソースを活用するもの、社外リソースを活用するものを分け、無駄のない予算計画を。


周年事業を大きな樹に例えると、コンセプトは「幹」でメニューは「枝葉」。コンセプトを、関係者全員が「自分ゴト化」できる企画(メニュー)に落とし込むことが、周年事業を成功の秘訣でもあるわけです。

あなたの会社の周年事業の準備は、今どのフェーズでしょうか?私たち「周年太郎」が、御社の周年事業を準備段階からしっかりとサポートさせていただきます。お気軽にお問い合わせください!

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